NYCのブルックリンで生まれ育った俺は、全てにおいてタフでなきゃならなかった。これを読んでいるみんなは、俺が「ゴロツキ」なんて呼ばれるコミュニティーと付き合いがあって、育ったからと思っているからかもしれない。でも、それだけじゃない……。NYCってのは800万人もいる大都市。同じ時期に育てば、同じような考えを持つ人間が五万と出てくる。それは隣のヤツかもしれない……。そんな同じゴールを目指すヤツよりも更なる高みへ行くのなら、自分自身がタフでなければならないんだよ。イコール、そんな競争の激しいNYCは間違いなくアメリカで一番タフな街なんだ。
それは俺が身を置いている音楽業界にもいえて、タフじゃなきゃ生きていけない世界なんだ。この業界のヤツらは、いい作品を作るためなら妥協を許さない。だから、お互いの意見をきちんと述べ合うんだ。「No」と言えることを恐れてはいけない。さもなければ、相手の意見に飲み込まれてにイニシアティブを取られてしまう。だから、俺の分身とも言える音楽だってタフなはずだ。ブルックリンで音楽を作っているときから、ハードな部分を大事にしている。例えば軽やかなメロディーが主体の曲にドラムパートを組み込む。これは俺にとってハードなこと。ミックスすることで攻撃性を感じるようにしているんだ。俺がちょっと可愛い曲を作ったとしても、その部分は絶対に変わらない。譲れないタフな要素だろう。そういった意味でもG-SHOCKは俺に似ているような気がするよ。
G-SHOCKと出逢ったのは、確か'80年代半ばぐらいだったかな。俺の好きな色・ブルーのG-SHOCKだった。その後、実用的な様々な機能を搭載していることを知ってからは、もう虜だよ。それからずっと、G-SHOCKに注目し続けているよ。特に好きなモデルは6900シリーズとフロッグマン。体の大きな俺に、形やサイズがしっくりくるんだ。仕事柄、世界中を飛び回ることが多いから、世界の都市時間を登録しておけるのも本当に便利だよな。
見た目の色と形、そして機能……。G-SHOCKは時計の未来形だよ。他のものとは違う、身に付けられるロボットだと思う。俺はG-SHOCKが大好きだし、できれば何かコラボレートしてみたいよ。G-SHOCKとの共通点がある俺とならうまくいくはずだ。
- PROFILE
- 数々のヒットソングを手掛けたNYヒップホップ界のトッププロデューサー。JAY-ZやRakim、MariahCarry、Biggie、Junior M.A.F.I.A…。他にもBusta Rhymes、The Fugees、SWVといった錚々たるアーティストの楽曲を手掛ける。また、9歳の頃からHIP HOPの生みの親・Kool Hercと親交のあった叔父からDJを習い始め現在も活動中。彼のPLAYは、世界的に有名な現在のDJたちにも多大な影響を与えているといわれている。そのため、音楽業界の枠を越えファッションシーンでも活躍。ナイキのコンサルティング活動を経て、KING OF AIR FORCET≠フ称号を与えられる。クラーク・ケントとナイキがコラボレートしたAIR FORCETは絶大な人気を博した。





