NEW FROGMAN GWF-D1000

TECHNOLOGY

開発ストーリーテクノロジー編

プロの要求がタフネスを進化させる。
第6世代目にして飛躍的な進化を遂げた
新生FROGMANの全貌を紹介。

開発期間約3年。初の水深計測対応トリプルセンサーを搭載し、
ダイバーズウオッチとしての進化を極めたGWF-D1000。
プロダイバーの過酷なミッションを支えるパフォーマンスの数々。
そこに込められた開発者のこだわりとは。

新生FROGMANは
こうして誕生した

G-SHOCKのコアテクノロジーである耐衝撃構造に、特殊な環境での使用に耐える特化機能を備えたMaster of Gシリーズ。FROGMANは、その先駆けとして1993年に登場。ISO規格200m潜水用防水を採用したダイバーズウオッチとして、G-SHOCKの中でも異彩を放つ存在だ。そのFROGMANが、前作より7年ぶりにフルモデルチェンジされた。第6世代目となる新生FROGMANはいかにして誕生したのか。

History of FROGMAN

DW-6300 [1993]

DW-8200 [1995]

DW-9900 [1999]

GW-200 [2001]

GWF-1000 [2009]

すべては、プロダイバーへの綿密なリサーチから始まった。日常的に過酷な潜水活動をこなすプロダイバー。彼らの現場体験を製品開発にフィードバックするため、ヒアリング調査、仕様チェック、実機テストなどを通じて、身につけ、操作し、情報を読み取るなど、想定される動作をひとつひとつ丁寧に検証。機能性、操作性、視認性など、あらゆる角度から必要なスペックが導き出された。

そして、完成したのがFROGMAN専用のトリプルセンサー。潜水活動において重要な意味を持つ「水深」「方位」「水温」の高精度計測を可能にした。さらに、潜水活動をサポートするダイビング機能も新たに開発。プロの想いに、プロの発想と技術で応える。そんな開発者の強い信念のもと、真のパフォーマンスを発揮するダイバーズウオッチは誕生した。

潜水活動を支える
高精度水深計

潜水活動において、ダイバーが最も重要視するのが水深と潜水時間。
FROGMANに初搭載された水深計にもまた、プロダイバーの意見が色濃く反映された。

水難救助などの際には、現場に急行し、短時間で多くの作業を行う必要がある。そんな状況下で現在の水深を的確に把握するためには、水深計にダイバーの移動速度に対応したより高い精度が求められる。

そこで、GWF-D1000では、水圧を感知するセンサーデバイスを新規開発。さらに、省電力かつ高速処理が可能なLSIを採用することで、計測単位10cm、計測間隔1秒という高精度な計測を実現。また、計測可能範囲は80m、連続計測時間は6時間まで対応し、通常40〜60m、最大2〜3時間といわれるプロダイバーの活動領域および活動時間を十分にカバーするスペックを備えることに成功した。

圧力センサー

圧を感知し、現在の水深を計測。さらに、圧力センサーのパッケージ内部に温度センサーを配置し、水深計測に及ぼす温度の影響を補正するアルゴリズムを組み込むことで、計測精度を高めた。
また、水深の計測値は0.1m単位で表示されるが、内部では水深の変化を毎秒10cm単位で捉えており、分速10m以上で浮上するとアラームで警告する浮上速度警告機能の速度判定にも大きく貢献している。

水中使用を可能にする
水平補正機能付き方位計

潜水時には、周囲の地形などから現在地や目標方向を把握できない場合がある。夜間や海底の泥が巻き上がった状態ではなおさら。数メートル先の視界もゼロになるという。方位計があれば、目標物が何もない状況下で潜水活動を行う際の目安となる。

しかも、潜行時は水中での姿勢が頻繁に変わるため、本体を水平に保つことなく使えるコンパスが望ましい。これらの要望を満たすために開発されたのが、自動水平補正機能付きの方位計だ。

新開発の方位計は、時計本体の傾斜を検知・補正することで、腕を傾けた状態での計測を実現した(最大80度)。計測値は潜水活動において最も使用頻度の高い方位角(0〜359度)の表示に対応。これにより、よりスムーズなコンパスナビゲーションが可能となった。

磁気センサー

地磁気を感知し、方位を計測。内蔵の加速度センサーで時計本体の傾きを検知することにより、計測時の角度を最大80度まで補正。水平状態を保つことなく方位計測が可能。また、計測基準点の補正の方法も、腕に装着したまま簡単に補正が可能な8の字補正に対応。

複数計測表示に対応した
ダイビング機能

水難救助などを行うプロダイバーには、状況変化を瞬時に見極める判断力と、的確に行動する高度なスキルが求められる。そこで、GWF-D1000では、様々な情報を複合的に判断できるよう、水深、潜水時間、方位、水温などの複数計測表示を可能にした。

ワンアクションでダイビングモードを開始すると、センサーをフル活用し、各種データを自動計測。マルチディスプレイに、リアルタイムに把握したい水深、潜水時間、現在時刻を常時表示し、必要に応じてボタン操作で表示を入れ替え、水温または方位の確認を可能とした。ダイバーが潜水作業に専念できるよう、より少ない操作で、より多くの情報が得られるのが特長だ。

マルチディスプレイ

さらに、オートログメモリー機能とタイムスタンプ機能を用意。ログブックに記載する潜水日時、最大水深、最低水温、潜水時間などの情報を自動記録しながら、ボタン操作で任意に時間を記録することもでき、捜索時の時間、水深などをピンポイントで記録するのに役立つ。

過酷なミッションを強いられるプロダイバーにとって、身につける道具は、命を預ける存在ともいえる。だからこそ、使い手と作り手の間に、熱意の温度差があってはならない。エキスパートのためのダイバーズウオッチNew FROGMAN GWF-D1000。このギアには、プロニーズに応える真の実用性を備えた製品に仕上げたいという開発陣の想いが込められている。

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