開発ストーリーMUDMASTER

過酷に打ち勝つ強さ

防塵・防泥・耐振動構造

災害現場は、過酷を極める。土、砂、泥などにさらされ、とても精密機器に適した環境とはいいがたい。こうした悪条件を克服するために開発されたのがマッドレジスト構造だ。

マッドレジスト構造の最大の特長は、そのボタン構造にある。円柱状のボタンに密着するように円筒状のガードパーツが配され、それぞれがピストンとシリンダーのような関係になっている。さらに、ボタン側面およびシャフト部分に、ガスケットを二重に内装。これにより、外部からの異物侵入を未然に防ぐ。従来までのウレタンでカバーする構造とは異なり、ボタンが露出しているため、操作性が格段に向上。手袋を着用したままでも、様々な機能の使用を可能とした。

りゅうずには、気密性の高いねじこみ式を採用。ボタンと同様にガスケットを内装することで、密閉性の強化が図られている。さらに、側面に赤のマーキングを施し、リリース状態を視覚的に警告表示。防泥性能を確実に発揮できるよう配慮するなど、細かい部分にまで目が配られている。

また、水没実験により防泥性能の実証検査も実施。砂や砂利を混ぜ合わせた水に時計を投入した後、本体を分解してガスケットが泥の侵入を防ぐことを確認。実使用を想定した環境で、防塵・防泥構造の有用性が証明された。

MUDMASTERの強さを支える、もうひとつの構造。モジュールの底面と側面にαゲル®を内装し、振動による破損から時計を守る耐振動構造は、GRAVITYMASTER開発時に培った技術資産が活用された。最大20Gに対応する振動抑制効果で時計の誤作動や針落ちを防ぎ、重機使用時の振動に耐える。バンド取り付け部にもワッシャーを配し、振動によるビスの緩みを抑制。全身に隙のない耐震対策が施されている。

これらの強化構造は、時計に採用するにはあまりにオーバースペックに見えるかもしれない。だが、過酷な環境のなか、時に想定外の状況に見舞われる災害現場において、プロが本当に使える時計を作るという開発目標を実現する点では、必然の結果だったといえる。

MUDMASTER GWG-1000

MASTER OF GMUDMASTER

耐衝撃 × GPSハイブリッド電波ソーラー